「何がウケルか分からないそんな時代に」の書
初音ミク
ボーカロイド初音ミクといえば、超有名なキャラクターですよね。
その人気は世代を超えていて、ボクの知り合いで、初音ミクの一番のファンは50代の人。
何のキッカケかは忘れましたが、初音ミクより姉の「巡音ルカ」の方が好きだとか、海外コンサートのDVDを貸してあげるとか、話が盛り上がり。
実は話を合わせたものの、名前を知っているくらいだったし、コンサートをやったり、しかも海外だったりということに度肝を抜かれました。
それはさておき。
実は、今から30年近く前に、ボーカロイド的なソフトがあったのをご存じですか?
歌声人
初音ミクを初めて知ったとき、PC8801のソフト「歌声人(かせいじん)」(Pack-In-Video:1988年)のことを思い出しました。
楽譜をつくり、歌詞をつければ、コンピュータが歌ってくれるという代物でしたが、当時、そんなものなどなかったので、それこそ度肝を抜かれました。
斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」や、松田聖子の「赤いスイトピー」を歌わせたり、簡単な童謡を打ち込んで歌わせたり。
ただ、作詞作曲能力もなく、興味本位で入手したものだったので、途中からは「うんこ」とかアホな言葉を入れ込んで、年下の子どもたちと大笑いしながら聞いて遊んでました。
本当にすごいソフトだったのですが、宝の持ち腐れという残念な結果で終わってしまいw
上の人の判断力
今回は、ミュージック関係の話・・・ではなく、意外性のある商品を世に送り出すときについて。
初音ミクの話に戻りましょう。
昨年(平成27年)だったか、「初音ミクの電車が北海道札幌市内を走る」というニュースを観ました。
車内も初音ミク一色!!
そのときに思ったのが、乗りたいとかではなく、
「よく会社の上の(役職の)人は、許可したなぁ」
ということ。
偏見で失礼な話かもしれませんが、上部の人って中高年で頭が固く、旧態依然が基本で、新しいことには反対しがちというイメージ。
なので、こういった取り組みは、本当に意外に感じてしまうところがあります。
他、キャラでいうと、南海放送キャラクターのウィットくんだったり、
武蔵の国の妖精 にしこくんだったり、
ホントに大変失礼ながら、ボクの感覚では世に送り出すには、相当の勇気がいるのではと思ったりするのです。
かのせんとくんも登場時は、物議をかもしてたし。
思いきりなのか、常識にとらわれないということなのか。
万人に受け入れられるのではなく、個性というか、何か突出したインパクトというか、何が受けるのか分からない昨今、先見の明のある判断が求められます。
批判をものともしない強靱な精神力も必要かもしれませんね。