「龍馬パスポートでリョーマの休日ぜよ」の書
高知県といえば?
突然ですが、高知県といえば、何を思い浮かべますか?
ボクの場合は、やはり幕末に活躍した志士・坂本龍馬です。
他にも、かつお、四万十川、土佐犬などありますが、ダントツではないかと。
ちょっと情報が古い(2009年)のでアレですが、今だったら2016ゆるきゃらグランプリで優勝の栄冠に輝いたしんじょう君あたりがランクインするかもしれません。
なぜ、いきなり高知県の話題にふれたかというと、今回は龍馬パスポートについて触れたかったから。
まさに、ゲーミフィケーションの要素がふんだんに盛り込まれた取組みです。
龍馬パスポート
高知県は観光事業にも力を入れています。
その力の入れ具合、本気度が分かるのが、このタイトル↓
リョーマの休日
「ダジャレかよ!」というなかれ。
やはり、キャッチコピーはインパクトが大事。記憶にどれだけ残るかが勝負ですから。
「ん?なんでダジャレなの?」と分からない方は、往年の大女優オードリー・ヘプバーンの名作をぜひ見てください(世界的に超有名なヤツです)。
えっと、話を戻しましょう。
観光事業を発展させるために取り組んでいるのが、龍馬パスポートです。
単純にいえば、県内の施設をめぐるスタンプラリーを押すアイテム(パスポート)なのですが、その仕組みがゲーミフィケーション。
パスポートがステージアップ
施設でスタンプを集めるごとに、段位(ランク)が上位のパスポートを手に入れることができます。
ゲームでいえば、レベルアップですよね。
パスポートの段位をあげるためには、スタンプを集める数や宿泊条件などの難易度がUP。
ゲームと同じく、レベルに応じて更なる経験値が必要になってくるということです。
どれくらい経験値が貯まれば、次のステージに行けるかという、目標も明確でプレイヤーに分かりやすいシステムです。
ミッション企画&限定プレゼント
ただ、スタンプを集めるだけではなく、県内各地をさらに楽しく巡るために、「ミッション企画」が展開されています。
ミッション期間内に県内にちりばめられた7つの「龍馬ボールスタンプ」をすべて集めるとスペシャルスタンプをゲット!(注:2016年10月~20173月までの企画)
ん?
どこかで、聞いたような??
ソコはソレ。気にしない、気にしない。
参加者に分かりやすいようにする一つの工夫ですよ。
しかも、期間中にクリアすれば、先着1000名に特製パスポートが進呈されるそうです。
この限定っていうのも、参加意欲をそそられる要素ですよね。
パスポートによる可視化・評価
パスポートの段位があがれば、ステータスカラーが変わっていきます。
自分がどのステージにいるかということが、一目瞭然です。
いわゆる「見える化(可視化)」ですが、これはゲーミフィケーションで重要なポイントの一つ。
パスポートの段位によって受けられるサービスも向上します。
ゴールドパスポートのその先は、殿堂入り。
高知県から感謝され、破格の待遇が待っています。
ゴールドパスポートを持っていれば、みんなから羨望のまなざしで見られることでしょう(評価)。
他者からの評価だけではなく、自分の自慢、誇りともなるし、何より高知県への愛着度は飛躍的に上がっていることでしょう。
龍馬パスポートの詳細は、高知県の観光情報サイトよさこいネットをご参照ください。
【龍馬パスポートIII | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」】
龍馬パスポートの効果
「龍馬パスポート」の目的は、リピーター獲得とのこと。
大河ドラマ「龍馬伝」での観光客増員にあわせて取組み、狙いどおり、リピーター率は向上したと報じられています。
もちろん、経済効果も上昇。
できるだけ、高知県全土を回ってもらえるような工夫も考えたとか。
ちなみに、高知県の観光スポットランキングは、コチラ↓
ボクのお薦めは、やはり、ランキング上位の「ひろめ市場」と「朝市」。
小さい子どもさんがいるなら、「アンパンマンミュージアム」には、足を運ばれてはいかがかと。子どもが喜ぶこと請け合いです。