単位×ゲーム・おもしろ単位を考えてみる」の書
先日、図書館でおもしろそうな本を見つけました。
タイトルは、『はかりきれない世界の単位』。
書名が気になったことと、ファンタジックなイラストに惹かれて、中身を見たら、、、
ぶははっ!!!
愉快な単位が集められ、紹介されていました(笑)
よく調べたなコレって感じですね。
本当にあるの?この単位
「はかりきれない世界の単位」から気になった単位を、いくつかご紹介します。
【ハナゲ】
痛さの程度をあらわす単位。「長さ1cmの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り、抜いたときに感じる痛み」が1ハナゲ。
【ムゲセレゲ】
「とても小さい」ものを示す単位。意味は「ハエのペニス」。
【アンフラマンス】
現実と非現実の境界の薄さ。物質界にいながら、可能な限り非物質界に近い、その寸前に留まることを指した言葉。
【カッツェンシュプルング】
猫がひと跳びする距離。
【盲亀浮木】
仏教用語で説かれる確率単位。目の見えない老海亀が100年に1度、海上に浮き上がったとき、偶然穴の空いた浮き木の穴に首を突っ込む確率。
とまぁ、こんな感じで50個ものおもしろ単位が書き記されています。
しかし、「牛一頭が午前中に耕す面積(モルゲン)」や「16人のドイツ市民が並べた足の長さ(ルーテ)」など、個人差というか、はかり方でも全然違うじゃんと思えるものが多々。
そもそも、よく使われている「フィート」や「インチ」にしても、足の長さ(フィート)や成人男性の親指の幅(インチ)といった体を基準にしたということなので、昔は何とか身の回りにあるもの(特に体)で表そうとしたものの、けっこう誤差ってあったんじゃないのかなと。
それが実は火種となった争いもあったのではと邪推したり。
ケーキとか分けるときでも、大きい小さいでケンカが勃発しますからね(笑)
単位を創作してみる
何か単位を考えてみるのもおもしろそうなので、個人差そっちのけ、どこでどんな場合に使われるかなんてそっちのけで、つくってみました。
地域性(田舎)を想定して、色々つくったのが↓
【スメール】
空き家の住めそうな具合を表す単位。「1スメール」が、ほぼ修復なしで住める状態。調度品がそろっているなど待遇がよくなれば数字が加算されるが、傷んで修復が必要なほどマイナスとなっていく。
【ジャクジー】
「臭さ」を表現する単位。1匹のカメムシの発する臭いを「1ジャクジー」とする。名前の由来は、カメムシを方言で「ジャクジ」ということから。
【助手(たすけて)】
イベントや作業の際に、応援をしてもらいたいボランティアの単位。「1人」=「1助手」。九州のある地方で使われているボランティアの名称を参考に単位とした。
【トラック】
軽トラック1台の荷台の車載量の単位。数え方は、「1トラック」ではなく、2車であれば「トラックトラック」、3車であれば「トラックトラックトラック」と数える。上級者は、「トラトラトラ」と略すことがある。
単位にしても、言葉にしても、必ず最初に考えた人がいるわけで、いくらバカバカしいことだったとしても、それが本やインターネットに載るってスゴイことだと思います。
未だ上記のような稚拙な単位しか浮かびませんが、後世に残るものを考えたい今日この頃です。