「ドッヂビーで狩りをやってみる」の書
親子活動でドッヂビー
小学校で親子活動を行うにあたり、何がいいかと子ども&保護者にアンケートを採ったところ、「ドッヂビー」に票が一番集まりました。
ちなみに、ドッヂビーとは、ドッヂボール形式で、ボールではなく、柔らかい円盤を投げるというスポーツ。
こんなヤツ↓
ふんわり柔らかなので、当たっても痛くないし、学年にかかわらず、低学年から高学年まで一緒にプレイすることができます。
そうは言いながら、上級生たちの投げる速度は凄まじく。
恐怖を感じます(笑)
まずは、通常の競技方法。
2チームに分かれてコートに入り、まず「親子対決」、そして子ども同士の「紅白対決」を行いました。
今回は、その他にもドッヂビーを使った、3つのゲームを考えてみんなでプレイしてみましょうと。
ここからは、子どもたちが3チームに分かれて対決することに。
それぞれ、チーム名を考えてもらったのですが、あるチームは、
「やみチーム」と命名w
どういう思惑か聞きませんでしたが、子どもも色々と大変なのかなぁと思ったりしました(笑)
ドライビングコンテスト
さて、まずは、「ドライビングコンテスト」。
通称「ドラコン」。
ゴルフにある飛距離を競うゲームを、ドッヂビーでやってみました。
ルールについては、下図を参照のこと。
飛距離が長いほど、得点が上がります。
今回は体育館で行ったのですが、壁に当たれば「-5PT」、2階に上がれば「-10PT」というペナルティも課しました。
館内には、図のように円のラインもあったので、そこに入れば「50PT」としても良かったかもしれません。
的がさ入れゲーム
次のゲームは、傘を的にして得点を競う「的傘入れゲーム」、略して『がさ入れ』ですw
子どもたちはモチロン分かりませんが、大人にはやや受けでした(笑)
写真のように、傘にドッヂビーを投げ込んでいきます。
得点については、下図のとおり。
チャンスは2回としたのですが、急な思いつきで2回目は下図に変更しました。
1回目は手堅く、10PTか20PTを狙っていたのですが、2回目は高得点を狙う子たちも。
3連となると入る確率も上がり、ポイントを多くゲットできていたチームもありました。
初めての試みで、難易度が読めず、ゲームとして成り立つかどうかという心配をしていましたが、低学年の子どもたちも上手く傘に入れることができ、面白かったのではないかと思います。
大人ハンティング
最後のゲームは「大人ハンティング」、略して、
大人狩りwww
コートに入って逃げ回る大人たちを、子どもたちが外野からドッヂビーを当てるという恐ろしいゲームです(笑)
ルールは下記のとおり。
大人は得点カードを持っていて、競技終了後の合計得点数を競います。
得点カードの種類が曲者で、マイナスポイントもあるため、減点が勝敗を左右する場合もあり。
このゲームは必ず子どもたちにウケルだろうと確信していたのですが、その予想はまさに的中!
興奮して、コートの中に入りこみ当てようとするし、味方同士のドッヂビーの奪い合いも発生するしw
最後に、3つのゲームで一番面白かったものに再度挑戦というアンケートをとったところ、即答で「大人狩り」でした(笑)
2回目は、得点を倍にしてプレイをしたのですが、もちろんマイナスポイントも2倍ということで、悔しい思いをしたチームもありました。
ゲームを終えての考察
打合せをして臨んだイベントでしたが、机上でのものであったため、プレイを始める前に色々調整やら、見直しやらが必要となりました。
- ドラコンの得点ラインをどこに決めるか?
- がさ入れゲームの傘の置き場所(距離)はどこが適当か?
など。
特に、大人狩りがもめて、
- 大人にゲームのルールが伝わらない。
- 的になるのは10人と決めていたが、大人全員入ることになる。
- 全員入ると、コートが半面では狭い。
- 半面ではなく一面でやろうとしたら、広すぎる。
- 当初予定の4つのドッヂビーを使うのではなく2つとし、コート半面にする。
という紆余曲折がありました。
でも、その度に、みんなが意見を出し合い、落としどころを見つけて、競技に臨み。
がさ入れゲームの時の、2回目の傘の並び替えは、素晴らしいアイデアだと感心しました。
うまくゲームバランスが成り立ったのではないかと思います。
おかげで子どもたちは十分楽しんでくれたみたいで。
最後に感心したのが、子どもたちへのメダル。
お菓子がいっぱい付いたメダルに子どもたちも大喜び!
いつも、ボクが段取りしていたのですが、こんなことは思いもつかず。
いやはや、感服しました。
みんなで知恵を出し合えば、本当に素晴らしいことができると感じた一日でした。