「裏技にまつわる裏話」の書
裏技という言葉が生まれた時代
『裏技』という言葉を聞いたのは、ファミコン時代。
確か、「ドンキーコング」で近道をするというもの。
技というか、「バグ」に近いものだったけど、そのときの衝撃はかなりなもので、何度も何度も繰り返し、面白がったことを思い出します。
当時のファミコンゲームは単調で、同じ事を繰り返しながら、ハイスコアを狙う、競い合うというものでした。
なので、飽きも早く訪れ。
しかし、それが違った遊び方が発見されたことで、子どもたちは裏技探しに夢中になり。
ゲームが進化する中で、ゲーム製作者の意図も含まれるようになり、隠しコマンドとか、隠れキャラ、裏ストーリーなどが現れ始め。
攻略本もその頃から売れ始めたのではないでしょうか?
テレビで見る裏技
テレビ番組でも、よく○○技というのを見かけますよね。
古いもので言えば、「伊東家の食卓」。
今で言うと、「損する人得する人」など。
損する人得する人では、家事えもんやおねえもんずといったキャラ立てをして、すご得技を披露しています。
人が知らないことを知っているという優越感、知っていると便利だというお得感、人に教えたい、役に立ちたいという貢献する気持ち。
そういうものが、現代の(現実社会の)「裏技」という言葉には含まれていると思います。
裏もよいイメージで
しかし、「裏」というと、裏口入学とか裏本、裏ビデオなど、どちらかというと陰の要素が強い中、「裏技」はどちらかといえばそのようなイメージではなく。
ファミコン時代に、この言葉を世に送り出した人は大したもんだと思います。
どうやら高橋名人が発端とのこととか(本人談)。
いや、正直誰でも良いんですけどね(笑)
もう一つ良い言葉を思い出しました。
「裏方」
って言葉も素敵な言葉だと思います。
表舞台には立たないけれど、縁の下の力持ちとして重要なポジション。
こういうのを、自然体でできる人間になりたいと思う今日この頃です。