課金
一昔前、ゲームは買うものだった。
十数年前だったか、無料ダウンロードで本格的なゲームをすることができ始めたのは。
ボクの場合は、「RED STONE」というオンラインゲーム。
無料は魅力的であり、友人の薦めもあってダウンロード。一部課金が含まれるとあったものの、「誰がお金など払うか、ウヒヒ」とほくそ笑みながらプレイをしていました。
しかし、ゲームが進むにつれ、課金へと誘う(いざなう)巧妙な仕掛けが見え隠れし始め。
例えば、ミッション達成もしくは、経験値稼ぎのために、けっこう遠い狩り場へ移動(走って)しなければなりませんが、課金アイテム(魔法のじゅうたん)を使えば数倍のスピードで移動できます。また、ドラクエの呪文ルーラ(瞬間移動)のようなアイテムも。
個人プレイなら気にしないかもしれませんが、これはオンラインゲーム。課金プレイヤーがうらやましく見えますし、友人や知り合ったプレイヤーと対等(もしくは優位)の立場でプレイしたいという衝動にかられます。
てなわけで、買っちゃいました。課金アイテム(笑)
今では主流となっている仕掛けですが、当時、無料で始めて課金を促すというこのシステムは衝撃的で、「ゲーミフィケーション」という言葉は知らなかったものの、その意識が芽生えたキッカケはこれが初めてだったと振り返ります。
本当によくできた仕掛けだと、感心をしたものです。
時間を節約する、良い装備を手に入れる、キャラクターを強化するなど、今のアプリには課金の仕掛けがちりばめられているはず。
お金を払うにしても、受講料だと思ってゲームの仕掛けを現実社会に役立ててみる算段を考えてみてはいかがでしょうか?
お金儲けの糸口にもなるかもしれません。